保育士の勤務時間はどのくらい?残業代は出るの?:勤務時間や休みの実態は

保育士は主に保育園で働いていることが多いので、ここでは保育園で働く保育士の勤務体系や残業時間などについて見ていきたいと思います。

一般的にゆったり子どもと遊ぶイメージを持たれることがありますが、実際はとても忙しいお仕事です。時間通りに帰れることはあまりありません。

保育園の運営方法などによっても異なりますが、どのくらいの残業があるのか、それに伴う手当やお休みなど、実際はどうなのでしょうか。

残業はどれくらいあるの?

厚生労働省が公表する保育士の残業時間は1か月で4時間程です。これは日に計算すると、1日10分ちょっとということになります。

この数字を考えると、残業なんて全然ないではないか、と思いますよね。

ここで注意して頂きたいのが、月に4時間という数字は保育士に支払われている残業代を計算した時間だということです。そうなると、実際の残業時間はどのくらいになるのでしょうか。もちろん保育園によって様々なため、一概には言えません。

保育園での残業だけでなく、持ち帰って壁面やカード作製などの仕事もあります。トータルしていくと、1か月で60時間は超えてくると言っても過言ではないでしょう。

残業代は支払われている?

実際に支払われている残業代が月に4時間で、実際の残業時間は60時間ということは、単純に56時間はサービス残業であることが分かります。

保育士の仕事は単に子どもの保育をすることだけではありません。子どもの保育記録や連絡帳、製作の下準備、園だよりや行事も数多くあるため、それらの準備も全て行います。子どもの送迎の際には保護者とコミュニケーションを取ることも大切な仕事ですし、保育園を綺麗に保つための清掃などやることは山のようにあります。

勤務時間にこれだけのことを終わらせることは難しいですし、子ども達がいる中作業することはできません。そのため、勤務時間が終わってから作業をしたり、持ち帰って作業をすることがほとんどです。

保育士の勤務時間

一般的に保育園で子どもを預かる時間は朝7時から夜7時の12時間程です。その間ずっと働くわけにはいきませんから、シフト制の勤務体系となっています。

保育園によっても差はありますが、大体が早番7時から16時、中番8時から17時または9時から18時、遅番が10時から最後までという勤務時間となっています。それを交代で勤務していく形となります。

また最近では、土曜保育を行っている保育園も多いですよね。土曜日は基本的に全員が登園するのではなく、希望者のみの登園となりますので、保育士の人数も普段よりは少ないです。そのため、休みの保育士もいれば出勤の保育士もいるので、交代で土曜保育を行うこととなります。

休日

保育園によって休日にも違いはありますが、大体の保育園が週休2日制です。

日曜はほとんど休みのため、土曜保育がなければ土曜日も休みとなります。土曜に出勤した保育士は、その分を平日に振り替えて休みを取ります。

休みの日に出勤をすることはありませんが、持ち帰った仕事が終わっていなければ、休日に作業を行う保育士もいるでしょう。毎日忙しく働いていますので、休日はゆっくり休んで気分転換をできるといいですよね。

延長保育を行っている場合

最近では、基本的な預かり時間だけではなく、夜間保育など延長を行っている保育園が多くなってきています。延長保育は22時頃まで預かる保育園もあるようです。

中には夜間保育も行う保育園もあるようなので、夜勤の仕事をしている保護者は助かりますよね。この場合も保育士が交代のシフトで早朝や夜間の勤務をこなしていくこととなります。

まとめ

保育士としての仕事は、想像以上に過酷でしんどい勤務であると言えます。保育士の中には、過酷な勤務によって体調を崩してしまうことや、疲れ切ってしまい辞めたいと考える人もいるでしょう。

また保育園での残業を少なくしようと心がけている保育園では、自宅に持ち帰っての仕事が増えます。仕事量が減るわけではないため、どちらにしても大変なことには変わりありませんよね。

これだけ大変な仕事であるのに、お給料が伴わないため離職率がとても高い仕事だと言えます。保育士はやらなければならないことが沢山ありますが、職員の配置やお給料などの処遇が改善されていくといいですね。