年間3万人以上が受験!保育士の国家試験の難易度は?

保育士養成学校(四大、短大、専門学校)に行かずに、保育士の国家資格を受験し合格しようとしているあなた。

保育士は、なる前もなってからも、いばらの道です。覚悟して保育士の道へ進みましょう。

合格率の低い国家試験ですが、きちんと対策を練って努力すれば合格しない事はありません。

今回は保育士の国家試験の内容を紹介していきます。

試験内容

試験内容は社会福祉、児童福祉、発達心理学、精神保健、小児保健、小児栄養、保健原理、教育原理、用語原理、保育実習理論と言った、保育士として必要な知識が中心です。

これを5択のマークシートで受験します。最初から答えが用意されていて選ぶだけだから簡単…と思っていませんか?

では、なぜ合格者が少ないのでしょう?その理由も後で詳しく説明します。

実技

筆記試験に合格したら、今度は実技試験が待っています。

音楽表現に関する技術、造形表現に関する技術、言語表現に関する技術、一般保育から三つ選択され、更にその選択肢から受験者が二科目選びます。

2科目は各50点満点、それぞれ6割取れていれば合格となります。合わせて6割ではなく、それぞれ6割なので難易度が上がりますね。

料金

保育士養成学校に行けば何十万も必要となりますが、この試験に合格すればたったの12,905円で保育士免許を取得する事が出来ます。

料金から考えれば格安で保育士免許を取得できる方法ですね。

経済的に困窮している人や、社会人になって働きながら改めて保育士免許が欲しいと思う人にはぴったりの方法だと思います。

受験条件

もちろん簡単に保育士になる事は出来ません。試験を受けるのにも受験条件があります。

中卒の場合は児童福祉施設に5年以上、7200時間以上の勤務経験があれば受験が出来ます。高卒の場合は平成3年3月31日以前に高校を卒業していれば受験資格があります。

その他の場合は、児童福祉施設に2年以上、2880時間以上の勤務経験があれば受験が可能。

専門学校卒業の場合は、学校教育法に基づいた専修学校であり、2年以上の専門課程を卒業すれば誰にでも受験資格があります。

短大の場合は学校教育法に基づいた学科を卒業していれば、卒業学科関係なく受験資格が得られます。四大もまた然りですね。

難易度

難易度は決して低いとは言えません。国家試験では、全てで6割以上が合格ラインだと書きました。

つまり、全ての教科合計で6割ではなく、各教科で必ず6割を超えていないといけません。

また、マークシート形式なので採点はまるかばつかの二択なので、部分点も期待など出来ません。

子どもの命を預かる職業である保育士。人材不足だからと言って誰でも簡単になれてしまっては、子どもの命を危険に晒してしまう危険があるため、わざとこれだけ厳しい採点にしています。

受験人数と合格の割合

受験人数は毎年変わりますが、必ず最低でも約3万人以上が受験をしています。一番多い年だと5万人を超えた年もありました。

保育士は一人でも食べていく事の出来る免許である事や、比較的安価で国家資格が取れる事で常に人気の資格職です。

ですが、点数さえ超えれば必ず合格できるので、人数に怖気ずく事なく挑戦してくださいね。

なぜ合格率が低いの?

合格率の低い理由としては、上記で挙げたマークシートの厳しい配点や、実技試験での失敗が挙げられます。

そして、難易度も試験科目によって大きく違い、確実に合格する為にほかの教科を捨てるという選択肢はないのです。

全ての教科を6割超えるようにまんべんなく勉強し、身に付けなければならない…それに加え実技試験の練習もあるので、保育士の国家資格を取得するのが難しい理由が少し分かってもらえたと思います。

自分で勉強するのと学校に通うのではどちらが良い?

一番の大きな違いと言えば、実習があるかないかでしょう。この実習こそ、保育士養成学校の保育士を志す保育士の卵が保育士を諦める理由にもなる一つです。

実習で目にした現場の辛さ、厳しさを目の当たりにし、心が折れて保育士課程を去ってしまった人は数多くいます。

更に言うと、養成学校はおまけおまけで合格させてくれるのだろうと思っていませんか?

そんなことはありません。保育士養成学校こそ、変な保育士を排出しては子どもの命に関わりますし、純粋に保育士を頑張ろうとする卒業生や後輩たちに迷惑をかけてしまいます。

養成学校内だって容赦なく実技や筆記試験で落とされ、保育士を諦める人だっているのです。楽してなろうなんてとんでもない、保育士を全く知らない人は養成学校で一から叩き込まれる事をお勧めします。