保育士不足が叫ばれる保育園!その実態とは?

万年保育士不足と嘆かれる現代ですが、実は一定数の保育士は毎年専門の学校から排出されています。せっかく保育士の資格を取得したのに、どうして多業種へと踏み出してしまうのでしょうか?

今回は、万年人不足に喘ぐ保育士業界の闇について迫っていきます。

給料が低いから

皆が一様に口にするのが、保育士の薄給です。2ケタあれば良い方だと言う人もいれば、ボーナスなんて実際無いに等しい物だったと悔しさを訴える人もいます。

保育士は金銭面で全く恵まれておらず、幾ら夢だった保育士に就職しても暮らしていけず泣く泣く転職している人が多く、人手不足になる原因の一端を担っているのです。

福利厚生がないから

殆どの認可保育園では福利厚生が手厚く行われているのですが、無認可や地域適合保育園、その他託児所などでは殆ど福利厚生は用意されていません。

安い給料から高い税金を自分で全額支払わなければならず、カツカツな生活を送る保育士が大勢います。それならば同じ給料で福利厚生の厚い職業に転職したいと考える人が後を絶たない為、人手不足が引き起こされるのです。

激務だから

保育士は給料に見合わない激務である事で有名です。現場では給料以上の働きを求められ、残業代の出ない居残りは当たり前、更に持ち帰りの仕事まであるのですからやってられませんよね。

プライベートな時間すら満足に持てない程の激務に嫌気がさして、保育士を辞めてしまう人も。人手不足の原因は金銭面だけではなく、仕事内容にまで及んでいます。

人間関係が大変だから

保育士は元来気の強い人が多い職場としても有名。いじめや小競り合いは日常茶飯事、怒鳴りに近い注意を受けたり、子どもや他の先生の前でこれ見よがしに怒鳴られて非常に悔しく辛い思いを経験した保育士は多いです。

いじめで体調を崩し退職に追い込まれる保育士もいるので、人間関係が円滑にいくように、園長や主任が気にかけてあげてください。

子どもがかわいそうで見ていられない

保育の現場はいつも余裕がなく、保育士はついつい言葉がきつくなってしまったり、子どもが望んでいるかも分からない保育を押し付けてしまう事があります。

保育をするにはお金がかかりますが、国からは殆ど援助金が出ないため満足な準備をしてあげられず、子どもが置かれた劣悪な環境に胸を痛め、見ていられないと辞めていってしまう保育士も多いのです。

結婚したら続けられないから

保育士は残業や持ち帰りの仕事、休日を使っての園外保育の下見や保育室の装飾、ペットの世話などがありますから、自分の家庭を持つと家事や育児と並行してこの激務をこなさなければなりません。

そんなことは現実的に考えて無理ですので、結婚を機に保育士を退く人は後を絶ちません。結婚後も就業しやすい環境が求められます。

保護者の性質が変わって手が付けられないから

近年保護者の質が変化し、子どもを好き過ぎる故に過剰な要求をしてきたり、とんでもない自己中なクレームを入れる保護者、所謂モンスターペアレンツが増えています。

その対応に追われ、精神を病んで退職を余儀なくされた保育士も少なくありません。モンスターペアレンツは気に入らない保育士を徹底的に苛め抜きます。保育園側としても保護者を優先してしまうので、ついつい保育士を責めてしまうのです。

保育士不足を解決するには

国が十分な手当やお給料を支給した上で人員を増やし、保育士一人当たりに割り振られる仕事量を減らす事が必要。激務に耐えられず、結婚した後はとてもじゃないけど続けられないと辞めた保育士を引き戻すには、仕事量の軽減と賃金アップが何よりの解決法です。

実際に給与や仕事量が改善されれば戻りたいという潜在保育士はかなり多くいますので、これからの国の対応が求められます。