保育士の適切な人数は?園児との正しい比率を紹介

現在問題になっているのが、子どもと保育士の適切な比率です。保育士は万年人不足であり、様々な抜け道を利用して、定められた人数よりも多く子どもを収容している保育所が現実に存在します。

そういった保育所にはどんな問題が考えられるのか、正しい比率と共に改めて確認していきましょう。

0歳児

言葉は出せず自己表現は泣く事だけであり、目が離せないことから特に注意が必要なので、一番手がかかり大変だと言っても過言ではありません。配置としては、子ども3人に対して保育士1人の配置が定められています。

しかし何が起こるか分からない上に、自分1人では飲み物も飲めませんので、保育士1人で3人の面倒を同時に見るのは現実的に無理です。せめて、子ども2人当たりに1人の保育士の配置が理想的だと言えるでしょう。

1歳児

子ども6人に対して保育士1人が定められた人数配置ですが、1歳児はよく転ぶ事に加えて、言葉の通じない歯がゆさから噛み付きが頻発する時期。6人を1人で見るこの配置は、かなり厳しいと言えます。

この時期にこそ子ども3人に対し保育士1人の配置を取る事で、事故や怪我を防げるのではないでしょうか。

2歳児

2歳児は1歳児同様、子ども6人に対し保育士1人が定められた人数配置ですが、これは妥当であり、担当制の多くの保育園で6名を担当するように配置が組まれています。

2歳児は喋れるようになる上に歩行も段々と安定してくるので、6人ならばゆっくり一人一人を見る事が出来るでしょう。園外保育の場合は注意が必要なので、加配の保育士を付ける事が理想です。

3歳児

ぐっと人数が増え、子ども20人に対して保育士1人の配置が定められています。しかし、この人数配置は非常に危険と言わざるを得ません。

3歳になると、周りに対して関心を持つようになり発達が遅れている子をからかったり、徐々に仲良しグループを作るようになるもののその反面で仲間外れが起こってしまいます。この配置ではそういった揉め事に対応できないので、せめて子ども10人に対して保育士1人が理想です。

4歳児

4歳にもなれば、自我も生まれて自分の意思をしっかりと相手に伝える事が出来るようになります。配置としては30人に保育士1人となっていますが、この配置は妥当であり、殆どの保育園で4歳児クラスは一人担任となっています。

しかし、一人一人を丁寧にケアして手厚い保育をするには、子ども30人に対して保育士2人が理想です。

5歳児

5歳も4歳と同様、30人に対して保育士1人が定められた配置人数です。保育をする上では殆ど手のかからない5歳児なので問題はありませんが、喧嘩や嘔吐が起きた時などの突発的なトラブル、小学校に上がるにあたっての文字書などの練習は、1人ではなかなか行き届きません。

出来れば保育士を2人配置して、手厚く指導をしていきたいところです。

理想の保育を実現する為には

保育に欠ける子どもを保育し、家庭と変わらない愛情を注ぎこむ。子どもが求めるものをいつでも与えられる存在であり、子どもの能力を発見して伸ばす…これが、保育士に求められる理想の保育です。

しかし現実は保育士不足が叫ばれ、現場は人数が足りずにぎりぎりの状況で必死に頑張っています。子どもに理想的な保育を施すには、上記に挙げている設定人数の保育士の数を倍にする事が必要でしょう。

不適切な人数配置をしたらどうなるか

不適切な人数配置は、子ども間のトラブルや怪我、そして大事故に繋がる可能性があります。子どもは判断力や予知能力が大人よりも乏しく、しっかりと見守っていないと何が起こるか分かりません。

近年保育園では仲間外れやいじめなどが問題になっています。不適切な人数配置は子どもの命を脅かす事になりますので、注意が必要です。